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- 2010/06/29/Tue 20:36
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小林信彦の「B型の品格」を読んでいて、ハッとした。
2008年6月26日に、週刊文春に掲載されたコラムである。
「伊東四朗一座」に関する話だ。
伊東四朗と三宅裕司が中心になって、下北沢本多劇場などで公演を打っている軽演劇である。
なかでも必ずあるコントが、伊東四朗と三宅裕司による、
「台詞がどうしても歌になってしまう」というものだが、
このコラムに取り上げられた「喜劇 俺たちに品格はない」のそのパートで、
Perfumeの曲が使われたのだそうである。
繰り返すが2008年6月のコラムである。
脚本の妹尾匡夫と、三宅裕司のチョイスであろうが、この事実は意味深い。
客層の若さに合わせたにせよ、笑いにするためには
「ワンフレーズで曲を認知してもらえなければ、笑いにならない」
のである。
シビアな喜劇人のオッサンたちが、計算し尽くしたコントに放り込んでくる曲に、Perfumeの、多分「ポリリズム」を選んだのだ。
Perfumeは、その事実を、おそらくは知らないのだろう。
最近、Perfumeがいいともに出た時に、三宅裕司に対して「あたしたちの事憶えてますか?」と言っていたが、
憶えてるどころの話ではなかったのだ。