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DVD「Perfume LIVE @ TOKYO DOME」 1



 Perfumeの東京ドームDVDを、繰り返し、5回ほど見ました。
 で、どうしても気になってしまうのは、

 「風船」のモチーフ

でした。
 まず、三人が登場する前に、スクリーンに映る「風船を持った少女」? の姿。
 ステージ上方に飾られた、いくつもの巨大な風船。
「掟」の映像で、Perfumeが風船を持っている姿と、風船が弾けるように割れてしぼむPerfume。
 花道先端に現れる、「GISHIKI」の衣装をまとったなにか、そしてそれも風船を持っている。

 ちょっと先走りすぎましたね、整理して書きましょう。

 まず、このドームライヴ(ショー)の構成は、大きく三つに分けられます。

1 「GISHIKI」から「1234567891011」まで

2 「Perfumeの掟」から「wonder2」まで

3  アンコール(カーテンコール)

 「GISHIKI」に関しては、情報として「三人がPerfumeという存在と結婚、つまり生涯を共にするという誓いを交わす」パフォーマンスである、ということは聞いていました。
 あの長い花道のウオーキングは、今までの道のりを表し、数字は年数を表す、ということも。
 つまり、今回の演出は「象徴主義」である、といえないでしょうか。
 3,5,10というPerfume史にとって意味のある数字のところで、ポーズを変えたり、といったような事です。

 そうして考えると、今回は「衣装」に大きな役目があるということも分かってきました。
 で、あの衣装。一部で評判がよろしくなかった「GISHIKI」の奇妙なウェディングドレス風の衣装です。
 あれは、ウェディングドレスなんでしょうが、それにしてはいやに、もこもこフワフワしている。
 どうも、僕にはあれは「泡=バブル」に見えて仕方がありません。
 風船、そしてバブル。どちらも空気で膨らみ、膨らませ過ぎるとパチンと割れるものですね。
 色も、どちらも「白」だし。
 そのパチンと消えて割れることを表すのが、中央の白いテントなのではないでしょうか。
 三人があの中へ入り、「シークレットシークレット」のイントロのふりをはじめますが、その時まで、シルエットはバブルドレスのままです。
 一気にテントが弾け、消え失せた後、三人の衣装は変わっており、蛍光色のラインを使った「60年代の映画のタイトル風」の衣装になっています。
 シルエットを使ったマジックであり、大変面白い演出ですが、面白いだけではなく、実は重要な意味があるのではないか、と思われます。

 しかし、ここではまだはっきりとは分かりません。

 この後、「シクシク」→「不自然」という流れは、僕好みであり、なんだか怪しい雰囲気満載です。
 ではありますが、ここからはいつものPerfumeのパフォーマンスであり、象徴的な演出は影を潜めます。

 しかし、ここが普通の(とはいえ、大きなステージを生かしたドームサイズの)演出であることが、後になって大きな意味を持ってくるのでした。







 






メモ φ(..) 2



LIVE @ TOKYO DOME に関するメモ。

●Perfumeの掟の、のっちソロパート。

2→シティ
3→エレワ
4→チョコ
5→ポリ
6→BcL
7→ラブワ
8→ドリーム
9→ワンルーム
10→不自然
11→VOICE

だと思うんだけど。
どうしても1のポーズが見えなくって。
リニアかなあ。

●全体のテーマに関わる、象徴的なオブジェとして「バルーン」が挙げられるけど、これが一体何を意味するのか。
 ましてや、あ~ちゃんが「ココロの粒子銃」で撃ち割るにおいておや。

●かしゆかのお人形さんっぷりが、ただごとじゃない。メイク、衣装、そして表情。

●中田ヤスタカのライヴ参加っぷりが、ただごとじゃない。ケイスケ氏との協力もあったのではないか。

●オケとかね、手が掛かってる印象。今までと比べれば、だけど。

●それで言えば、前にもあった「シクシクのランランラン伸ばし」みたいな、リフレインの箇所を伸ばす作業が目立つ。会場の広さによる「移動時間」に合わせて、演出として伸ばしている。

●オトさんに教えてもらったのだが、ポリ終わったあとに素敵な隠しオーディオ・コメンタリーが!





Perfumeの掟2010の言葉



 では、もう一つ興味深いところを見てみましょう。

 そう、「Perfumeの掟」です。
 と言うか、そこの音声録音場面ですね。

 携帯をメモがわりに使っていますね。これも面白いのですが、あ~ちゃんの携帯が後に出てくる写メ場面のiPhoneではない点が興味深いですね。2個持ちで使い分けているのか、たまたま機種変を挟んだのか。

 ま、それはともかく。

 まずあ~ちゃんの掟。

「黒髪、美白、前向き、夢追い人、アイドル」

 これは、外から見た公的なPerfumeのイメージであり、理想像です。
 理想像、というより在るべき姿といいましょうか。
 それを「掟」とするところがPerfumeのセルフプロデューサー西脇綾香の面目躍如たるところでしょうか。


「信じること、信じ合うこと、信じた道を進むこと」

 これはのっちの掟です。
 信じること、とは自分の内面。信じ合うこと、とは三人の関係性。信じた道を進むこと、とはPerfumeとしての在り方を言っています。
 まず自らの中から「信」が起こっていく過程が、まさに漢。思わずMIKIKO先生も「まあすてき」と感嘆の声をあげてます。


 最後はかしゆかです。
 「恥ずかしい、すごく」とつぶやきつつ。

「どんな状況もプラスに変える、楽しむ気持ち、妥協しない心」

 恥ずかしがっているところを見ると、心の内面の、奥の方にあるものを晒しているのでしょうね。
 言葉を裏返してみるとよく分かります。
 状況のマイナス面を見る、辛い気持ち、自分を甘やかしてしまう心。
 自分の内側にこういうネガティブさがあるのを気づかずにはいられず、そしてそれが許せないという、まことにかしゆからしい言葉であるのが、分かります。



 僕が好きなのは、のっちの言葉からのくだり。

の「今先生が一番いい顔しちょった」
M「いい子に育って……」
か「おかあさんじゃ」





「ドーム5万人ライヴへの挑戦」の謎



 さて、今しがた「MJ PRESENTS 密着!Perfumeドーム5万人ライヴへの挑戦」を再見したのですが、とりあえず感想を、ここにメモっておきます。

 まず、やはり「マイク取り替えの儀」が、大きな謎ですね。
 MIKIKO先生が「『不自然なガール』が終わった時点でマイクを三人で取り替えよう、『ワンルーム・ディスコ』のために」みたいなことを言うのですけれど、どういう事なのでしょうか。
 念のため、曲順を確認したら、

 シークレット・シークレット
 不自然なガール
 GAME
 ワンルーム・ディスコ


となっています。

 この件は、結局、舞台監督がマイクを手渡しなおすという決着を見たのですが、問題はそこではなく、そもそもなぜ取り替える必要があるのか、という点です。
 その話の時に爆音姉さんこと、佐々さん(音響チーフ)が仕切っている点から見ても、マイクが生きていて、三本共にそれぞれ違うエフェクトがかかっている、と考えるほかはありません。
 つまり、はじめの2曲と、GAMEを挟んだ後の楽曲とで、現場で微調整なんてやってられないほどの、緻密なエフェクトの違いがあるのだ、ということです。
 そこを配慮しての曲順であり、演出なのでしょう。これは、メンバーとスタッフ間の綿密なプランがあった証とも言えるエピソードだと思います。



 

成長



 今さらだけど、今回のPerfumeのシングル「VOICE」リリース用インタビューなどを読んで、感じたことを少々。

 女子はどうかわからないけど、男子にとって一つ、大人になったかどうかの目安として「親と一緒に、買い物とかで出歩けるかどうか」……ってのがあると思う。
 ある時点で、親といることの恥ずかしさから、開放されるんだよね。

 それと同じかどうか分からないけど、Perfume、特にあ~ちゃんの言葉、
「過去の自分達と親たちとの関わり」に関する物言いが変わってきた気がする。

 わりとはっきり「応援してくれてた」「ハッパかけられてた」的なことは言ってたし、「客観視すべき」「アイドルはこうあるべき」的な意見はもらってたというような発言もあったんあだけど。

 どうかするとネガティヴに捉えられがちな「ステージママ」的な部分さえ、ここのところはっきり口に出すようになったよね。

 これが言えるということは、

 自分たちでも、自らが「親とどう関わってきてたのか」突き放した目で見れてきたってことだし、
 それを他人に言ってどう思われても気にしなくなってきた。
 ってことだと思う。

 それこそが、内面的な意味で「Perfumeが大人になった」といえる部分ではないか、と。

 そう思って読むと、各誌のインタビューがまた、頼もしくもあり、また「言わないでいることは何か」が気になったりもします。
 とりあえずあ~ちゃんの

「それについても、いろいろ思うところはあるんですよね……」が、ポジティヴな意味で気になります。







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