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神様がプロデュース【○○○○○○アイドルユニット】

1988年。

あるアイドルユニットがデビューします。

当時流行の、シンセサイザーを多用した電子音楽系のダンスミュージックを無表情に歌い、ロボットともマリオネットともいわれた振り付けが話題になった。
メンバーの声質が非常に似通っていて、コーラスが合いやすかった事や、身長、スタイルが揃っていた事、トークなどでは、今までのアイドルに無い特徴があった事などが、認知されやすい特質であった。


ユニット名は

Wink。

ユーロビート・アイドルユニット。
なーんて呼び方、当時はしてませんでしたがね。

なんとなく、Perfumeと被って見えてきちゃうような説明をしてみましたが、実際は全く違います。(笑)

相田翔子と鈴木早智子。
まず二人は、ある雑誌のミスコン企画で、上半期、下半期の勝者という間柄。
同期デビューで、いきなりユニット結成。
最初は当時流行のユーロビートの洋楽ヒットをカバーしていて、企画ものっぽいデュオでした。
そのうち、オリジナル曲でヒットを連発、89年に「淋しい熱帯魚」でキャリア的にピークを迎えます。

実は、全楽曲の中では、オリジナル曲の方が多いんですけど、第一印象からか、ユーロビートのカバーばっかやってたようなイメージなんですよね。

それと、デビューからピークまでが、完璧な計算で~♪プロモートされてました。
バブルならでは、予算が潤沢だったんでしょうか。
大手代理店の力が働いていたのではないかなあ。
マーケティングリサーチで割り出した、理想のアイドル像を創り出し、タイアップタイアップでターゲットを狙い撃ち、フィードバックで微調整しつつ、あとなんだっけ?

この頃のギョーカイ用語って、今聞くとイラッとするよね。

まあ、後になって、本人たちは、無表情なのは演出じゃなく単に笑えなかっただけ、とか言ってますが、よく分かりません。
とにかくトートツに脚光を浴びたのは間違いなく、他のアイドルや、それこそPerfumeみたいに背景となる「物語」が全く見えない存在が、かえって新鮮だったのかも知れません。

僕的には、曲がね、ユーロビートが好きじゃなくて、あまり食指が動かなかったかな。

あと、Winkがデビューする少し前にユーロビートをカバーする女の子二人組アイドルにbabeっていうのがいてね。元気で好感持ってたから、
「潰しにきやがって」
と、Winkにちょっと反感があったかも。

その内、まあ悪くはないな、程度には認めたけどね。

何様だオレ。


90年に「SEXY MUSIC」で、やや大人な女的にマイナーチェンジし、緩やかに下降線を描いていく。
途中、山田邦子による「やまだかつてないWink」なる企画ユニットが登場。
母体となった番組「やまだかつてないTV」にWink本人が出てたからなんでしょうけど、ホントにシングルを出してそれがヒットしたから、シャレにならなくなっちゃいました。
テクノポップの時の「イモ欽トリオ」と同じ、パロディが当たりすぎて、本家の値打ちを下げてしまった。

パロディなるものが、本家への「批評」である、という当たり前の事を忘れていたんですね。

1996年3月。
相変わらず、シングル曲のタイアップをきっちり押さえ続けていたWinkは、活動休止します。

デビュー時から1年が最高初速であり、ゆっくりゆっくりと減速し、活動を休止したWink。

彼女たちが、思っていたより長く活動していた事に、軽く驚きました。

終わり頃には、アコースティック色を強め、相田翔子、鈴木早智子ふたりのオリジナル曲も増えていたと言います。

休止後に、アサヤンだったか、鈴木早智子はキャリア再生のため、番組企画でアメリカへ行こうとしましたが、オーディションで落選します。

相田翔子は、ご存知の通り、バラエティーで復活しました。


このアイドルユニットの姿から、学ぶものは大きいと思います。いろんな意味で。


1988年。Winkデビューの年。
88年9月、大本彩乃誕生。
同年12月、樫野有香誕生。
翌年2月、西脇綾香誕生。

コメント

非公開コメント

1 ■未明に

あと数時間で 夜明けです。

昨日は24時を過ぎて 急に眠くなりました。

ゆっくり ブログ廻りをしようと思ったのにうたた寝

4時過ぎに 寒さで 目が覚めた

で ひげくまさん この記事を読んでいて

ふと思ったこと 

ブログとか動画サイトとか民主主義的なネットワークを市民である私たちが 自由に駆使して

Paについて情報発信し、宣揚し、批判し 考えられるあらゆるコミュニケーションを図る。

こんな時代って つい最近のことではないですか。 

たとえば 私みたいなものぐさ太郎が これだけの厚みのある情報を大量に しかも高速で手に入れて しかも 自分で情報発信できるなんて思ってもみなかった。

(途中は 省略)

つまり 所属事務所やレコード会社のような特定の既得権をもたなくても インタラクティブにPaの企画や戦略に参加できちゃうんです。個人的にでも たとえば アメブロに参加するだけでも個人レベルでかなり自己満足的なボランタリーあふれる活動はできます。

もともと 音楽産業は商品を独占してきた。そのすべての生産手段、表現者も、伝達手段もすべて囲い込んで。

市民は 市場操作された音楽に接続するために、決められた範囲内で 限られた情報の中でやりとりをしていた。(そのことすら自覚させられないまま)

あらら また 記事本文より コメが長くなるので

このへんでやめときます。また 記事にします。

失礼しました。 

2 ■懐かしいなぁ

スキでした
CDも買ってましたし、カラオケでよく歌いました(^_^;)

新曲は必ず何かのCMに使われていた印象があります
特に Panasonic の印象が強いですね

いや 懐かしい

3 ■>LastgriderPTAさん

そうですね。
ネット動画のパワーがPerfumeを盛り上げた訳ですし。

ただ、両刃の剣ですからね。

大衆(マス)のパワーは暴発暴走したら怖いです。
大衆の良識はいまいち信頼できないんで、それが問題点ですね。

4 ■>ミスリルさん

コメントどうもです。

Wink可愛かったですね。

プロデュースされすぎて、後々苦しかったでしょうね。

オリジナル曲で売り出せば、良かったかも。

色々考えさせられます。

5 ■アイドル不毛の時代の決定版アイドル...

と言えば、Winkでしたね。
当時次々と歌謡番組が放送終了になった頃なので印象が薄く、8年もやっていたとは思いませんでした。

で、懐かしくなってYouTubeを見たら、昨年暮のレコード大賞にゲスト出演していた動画がありました。ブランクの分だけ振り付けがぎこちなく、プロのキャリヤの積み重ねの分だけ表情から硬さが取れたことから、かつての「お人形さん」ぽさがなくなってましたが、相田翔子のふくよかなボディラインが何とも言えず、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

そろそろ「例の稀人(ひげくま氏ヒントに基づく推定)」がデビューした頃に重なってきます。展開が楽しみです。

これからもよろしくお願いします。

6 ■>massasueさん

コメありがとうございます。

Winkは、アイドル像が様変わりしていく時代に、突然現れた、不思議な存在でした。

あまり期待しないで、(笑) 待ってて下さい。

7 ■I DON'T KNOW!

WinkよりBaBeの方に釣られちゃいました。レコード、CDを買って聴くという程ではなかったし、最初の2曲のインパクトが強かったせいかそれ以降のことはあまり覚えてませんが彼女達が歌番組に出演する時は必ずチェックしてました。なんだかアイドルらしからぬ豪快なキャラクターを持っていたような記憶があります。ルックスそこそこ(失礼)、キャラ、パフォーマンスの魅力大、というところはperfumeにも通じるところがあるような、ないような・・・。(いや可愛いですよ5人とも)

9 ■(^ ^;

5人って書いたのはBaBeの2人+perfumeの3人ってことだったんです。分かりにくくてすみません。'ルックスそこそこ'ってところにperfumeも入れちゃってるってことになるんですが、それはアイドルにしては、って事でして決して悪気はなくてですね、その、なんていうか・・・美人というよりチャーミングっていう意味でして(^ ^; ; ;。言い訳ばっかですいません。

11 ■こんばんわ

おっしゃるとおりですね。昨日はちょっとアセっちゃいました。丁寧なお返事いただいて恐縮です。ありがとうございます。

13 ■>chikappoさん

コメありがとうございます。
どこかに動画があがってたんですね。
もしWinkが出てこなかったら、BABEの運命は、違ってたかも知れませんね。
作曲の中崎某は、「あなたのキスを数えましょう」の作曲者でした。
時の流れの無常さですね。
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