2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

DVD「 Perfume LIVE @ TOKYO DOME」2



 やがて、ステージからPerfumeが消え、幕間的に「1234567891011」が会場に流れ、スクリーンに映像が映し出されています。
 ここは、非常にニュートラルで、まさに「1234567891011」という数字を面白く遊んでみせているように思えました。

 で、モンダイの「Perfumeの掟’10」です。
 ここで少し思い出しておかなければならないのが、あの2007年11月7日、恵比寿リキッドルームでの「SEVENTH HEAVENイイ気分♪」での、「Perfumeの掟」です。
 なんと言っても、そこはバーチャル古参の僕のこと、実際に目にしたわけではなく、「クイックジャパン」75号に掲載されたさやわか氏のレポートによる他ないのですが、ここは力で押しきります。(笑)

 まとめて言えば、かつての「掟」は「アイドルという虚」「人としての実」を映しだし、さらけ出して見せる試みではなかったか、と思います。
 もっとも重要なポイントは、「虚」と「実」が「対立概念ではない」。……「虚」は決して単なる「嘘」ではなく、嘘をついて「実」を隠している、なんて単純なことではない、ということなのだと思います。
 ’07版の「掟」では、
「アイドルなのに自由な、ぶっちゃけた発言が許されている」というPerfumeの魅力の一端を、「でも、それも虚構なのかも知れない」と提示してみせ、「実」の三人がマネキン人形に「虚の衣装を身につけさせてる」というパフォーマンス=虚構を見せます。
 そして、ますます事態はややこしくなります。
 演出が加えられている、ということを示すために影マイクから指示が出されてます。
(ここで、「コーラスライン」を思い出す人もいるかも知れません)
 そして、実のPerfumeが、虚のステージにあがり、一心にPerfumeを演じようとしながら、不安定な状態で、実の言葉を叫ぶ……虚実が玉ねぎのように、入れ子になっていて、その芯には、西脇綾香、樫野有香、大本彩乃という三人の少女が、必死に戦っている……。
 僕はそう解釈しました。

 このDVDに収められている「Perfumeの掟’10」も、基本的なテーマは変わらないように思えます。

 「Perfumeという虚と、三人の実体は、対立せずに、深いところで繋がっている」

 さて、では、具体的にどう表現されているのでしょうか。






 

コメント

非公開コメント

プロフィール

髭熊船長

Author:髭熊船長
FC2小説サイトに小説を書いています。

月別アーカイブ
FC2カウンター
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR