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- 2010/06/10/Thu 00:52
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- 神様がプロデュース
もう仕方ないなあ。スルーしようと思ってたんだけどなあ。
個人的に今、ちょっと大変なので、メンロクサイ話題は避けてたんだけどなあ。
ま、しかたない。(偉そうに…)
今回の「ペプシネックス」のCMは、前回から引き続き各ミュージシャンが洋楽カバーをするという縛りがありました。
曲目をどうやって決めてるのか知りませんが、クロマニヨンズのインタビューによると、どうもミュージシャンが自分たちで決めてるみたいですね。
代理店側が、候補曲を挙げて、そこからチョイスするのか、ミュージシャン側が候補を挙げて、双方の話し合いで決めるのかはわかりませんが。
で。
Perfumeは、カーディガンズの「Lovefool」をやることになりましたが、この場合、明らかに他のミュージシャンとは経緯が全く違うはずですよね。
はっきり言えば、Perfumeは自分たちがやる曲に関して、ほとんど何の権限も持っていないのですから。
多分、AMUSE、TJC、YAMAHA間の契約関係が大きく関わると思うんですが、まず中田ヤスタカが候補を挙げるかチョイスするかして、各社の各部門がGOサインを出して、初めて動くということなんだと思います。
ただでさえ洋楽カバーには、権利関係で大きなコスト(リスク)がかかるわけで、安易に決めてすぐ出来る、というものではないはずです。
あくまでも企業の製品のCMであって、Perfumeのシングルプロモーションではないのだから、広告代理店主導で「いいCM」を作るために、みんなで参加した、ということなのです。
ですので、Perfumeファンサイドとしては、いろいろ要望やら展望があったかも知りませんが、それは、あくまでもファンの気持であって、CM製作サイドの知ったこっちゃないのです。
PerfumeのためにCMがあるのではなく、CMのためにPerfumeを使った、のですから。
それと、ちょっとCM云々から離れますが、少し誤解されている向きもあるようなので、言わずもがなのことを、あえて言っておきます。
先程も言いましたが、いかに売れたとはいえ、Perfume本人には自分たちがやる音楽に関して、ほとんど主導権はありません。
AMUSEお抱えのタレントであるPerfumeは、さすがにもう売れなかった時代の借金こそ返したでしょうけど(笑)、なにも彼女たちから発する音楽性を認められてAMUSEに所属したのではなく、歌とダンス、アイドル性を含むタレント性、「Perfume」というグループの看板、それらを買われて雇われているのです。
ミュージシャンというよりはエンターティナーというべきかも知れません。
ですので、ほら言ってたじゃないですか、楽曲のパターンを選ばせてもらえたのさえ初めてだったと。
そう、彼女たちは「自分たちがやりたい音楽を自分たち発信でやったこと」はいまだかつてないのです。
それを否定的に思うのは、その人の自由ですが、今まで何を見ていたのかな、とは思います。
人によっては、自分たちが作った音楽を、自分たち自身がやることこそが至上だと考えるのかも知れませんが、僕はそうは思いません。
プロの作った歌を歌い、プロの振付師の創ったダンスを踊る、プロのパフォーマー、エンターティナーに徹することも、また素晴らしいことだと思います。
そろそろ他の人の作った歌を歌ったり、他の振付師のダンスを踊ってもいいのではないか、という意見は、よく分かります。
ただ、今すぐそうしないからといって、なにか向上心がないとか閉鎖的だと受け取るのは、やや早計ではないでしょうか。
最近思うのですが、ファンは飢えてるから早いテンポでの展開を望みがちですが、どうやらPerfumeは……いや、Perfumeを見守る大人たちは、もっと長いスパンで考えているような気がしてなりません。
今まで、いろんな人が、焦ってパターンを変えて失敗してきたのを、知っている人たちですからね。
急にロックバンドを組んだり、ダークな作風になったり、そんな風にして一気にファンが離れたこと、これまでもたくさんありました。
そうだ、カーディガンズもそんなバンドでした。
Perfumeは、むしろ売れるまでにさんざん血迷ってきたんで、やっと「これだ!」というポイントを捉えた今、よほどの確信がなければ、大きなブレを作りかねない冒険はしたがらない時期だ、とも思えますしね。
まだまだPerfumeはいまのイメージを浸透させていかなければいけない、中途半端な時期なのかな、と、僕は思います。
心配しなくても、ゆっくりと表現の幅は広がっていきますよ。だって、そうしないではいられなくなるはずですもん。他の作曲家との関わりとかも、視野には入っているはずです。
ですので、今回のCMはあくまでも、
「Perfumeの曲、歌、ダンス、イメージが世間で更新される」
ためのものだ、と肯定的に捉えておけば、よろしいのではないでしょうかしら? ほほほ。
- Date
- 2010/03/24/Wed 21:45
- Category
- 神様がプロデュース
前略。
このシリーズ記事の、前回、なんだか「勢い」で終わってしまって、何かを書き残した気がして、めっちゃ気持ち悪かったんです。残尿感がハンパなかったんです。部長さんたらすごいんです。
それで、コメントにお答えする前に、書き残したポイントを記しておこうと思ったんです。
ただ、今回のトゥワーについて疑義を呈してますので、これから参戦する方はしらける恐れがあります。
ご注意願います。
三人がこの企画を発表したとき、ちょっと疑問を感じたんです。
賛でも否でもなく、純粋な疑問です。頭の上に、ハテナマークが浮かんだ感じ。
なぜ、今、このタイミングで?
以前から書いているとおり、去年一年、シングルリリースに謎の空白期間がありました。トゥワー企画発表当時にはそこまで空くとは思ってませんでしたが、アルバム発表の後、どうするんだろう的な感じでした。
ファンは、もちろんPerfumeの動向を掴んでいましたが、僕が気にしたのは世間です。世の中へ広く、Perfumeから何かを発信しなければ、と思っていました。
なのに、なぜ閉じる方向へ向かうんだろうって。
しかも、かつてのPerfumeライヴと違い、現在はリップシンクが主の、〈見せる〉ライヴです。音楽を身体パフォーマンスとショー的演出で表現しているんです。
ホール公演を見て、僕はこの内容なら、この形式が一番だと確信したところでした。
アリーナは大規模なイベントとして、お祭として成立するかも知れないけど、なぜ、ライヴハウスへと戻ろうとするのか……より観づらい場所なのに。
Perfume側から会社に申し入れて、聞いてもらえた、とのことで、しかも彼女たちが思っていたより会場数が増えていたらしい。
この成り行きも謎でした。
年度末でもあるし、箱のコスト的に安く済むのかも知れませんが、予算が問題なら、無理してする必要もない企画です。
新規会員も増えたことだし、ファンクラブイベントをしたい→大きなホールは使えない。アミューズの枠が埋まっているから→ライヴハウスならなんとかなりそうだ→でも、それならなるべく多くの場所でやって、各地の会員に見てもらいたい→と同時に低コスト多会場でグッズ売り上げを伸ばしたい。赤字削減のためにも。
てなことだったんでしょうか。
僕個人としては、一般ライヴよりも確率が高いし、嬉しい企画です。レア曲も披露するかも知れませんしね。いや、実際しましたし。
しかし、自分の利を離れて、Perfumeのことを思うなら、やはりいささか疑問です。
なんのためにライヴをするのか、その意味が希薄なのかな、と思ったんです。
ファンクラブ会員のことなんかほっといていい。まずは、もっと多くの人に、Perfumeの事を印象づけなくてはならない時期なのでは。なんて。
ホームではなく、アウエイで戦って欲しいと。まずは、ガンガン曲をリリースして、何なら音源未収録曲の発売でもいいから、存在感をアピールして欲しいな、と。
で、その曲を引っさげて、各地でミニライヴとか、ゲリラライヴとか、イベントの出演とか、すればいいのに、と思ったものでした。
で、待てよと。
これはなにかあるな?
もしかしたら、ライヴ形態を変化させるとか、分からないけど、何らかの実験として新しいナニカをまずはファンクラブ会員にお試し(モニター)として披露するのかな? とか思ったんです。
そしたらですよ、ホントはトークショウにするつもりだったっていうじゃありませんか。
のっちがあの時、「ライヴハウスは熱いよ、盛り上がるよ」って言ってたのは何だったんだー!
熱いトークショウって、何だよ?
で、思ったんですね。
発足イベントをもう一度、ってことなんだなって。
そして、ファンがして欲しいことをサービスとしてやってるんじゃないかなって。
深読みしすぎてた僕は、拍子抜けしました。
ほんと、すいませんでした。(誰に謝ってんだ?)
まるかあとさんの考えは当たっているのかも知れません。
これから次のステップに進むPerfumeが、過去の楽曲やパフォーマンスをしばらく封印するために、最後のお礼参りとして各地を巡礼し、会員の皆さんに思い残しのないようにリクエスト通りのPerfumeライヴをやっているのかも。
動画を見てPerfumeのファンになった人たちは、ブレイク前のライヴハウスでのPerfumeライヴを見そこねたことを、とても残念に思っています。
それこそ「bitter」のあの空気感を、是非とも味わいたかったと、そう悔やんでいます。
発足イベントのグダグダ感を、実際に経験したかったと。
飾り気の無いシンプルな舞台、揃いのTシャツでステージに帰ってくる、あの三人を見たかったと。
そうしたファンの思いに応えるように、過去の自分達を無理やり再現したのではないかな、と思ったんです。
はじめにいったように、パフォーマンス形態が変わってしまい、ファン層も変わった。人数も増えた。
無理があることは確かです。
本当は、今のPerfumeのパフォーマンスは、ライヴハウスでのライヴをするのに向いてないカタチへと変わっているのですから。
そこを曲げて、やらなければならない、何かがあるのだろうと。そう思ったから、すこしばかり考えを発展させてみた、というわけで、このシリーズ記事を書いたのでした。
今回のトゥワーに限らず、もっと深くツッコんで考えたとき、もしかしたらファンの思いに応えようとするあまりに、少しだけ成長を止めて、足踏みしてるのかなって。そう思えてしまって。
だから、模倣しているのでは、と僕が発言したのは、楽曲のパフォーマンスそのものの事ではありません。
そこには、曲と演出が加わってますから。意識して作り上げたものですから。
模倣しているのは、〈在り方〉ではないかな、と。
観客の前での立ち方、というか。
もう一度言いますが、僕個人はそれに不満だってわけじゃないんですよ。楽しんでるし、大好きです。Perfumeの大きな魅力です。
ただ、もしPerfumeにとってそれが不自然で、ルーティンで、楽しくなくなった……いつかそんな日が来たら、別に無理にこだわることなく、今の自分達にふさわしいやり方に変えてもらって結構だ、と言いたいのです。
かつての自分たちのやり方に、無理に固執して、模倣しても、仕方ありませんから。
ピアスを開けようが、髪を染めようが、露出しようが(笑)、自分たちがそうしたいならすればいいんです。
いや、そんなことだけじゃないですけど。
観客のおっさんたちが溜息をつくかも知れませんが、構わず先へ進めばいいのです。
てなことを書きたかったんですが、書きそびれてました。
てか、長っ!
もう寝る時間じゃん……(泣)